埼玉県の記事

表現力

家庭教師学参のブログをご覧いただきありがとうございます。
飯能市担当の杉山です。

表現力に自信がありますか?

胸を張ってあります!と答えられる人は多くはないのではないでしょうか。

現在の学校教育の現場では表現力が求められる場面が多々あります。
国語の記述問題や、行事に関わる発表などですね。
昔に比べてこういった発表をしたりする機会が増えているのは、
国が定める学習カリキュラムの方針に拠っています。
たとえば近年は新製品の発表を大々的にプレゼンテーションするのが当たり前になっていますが、
ああいったことを多くの人ができるようにしたいのでしょう。

ところが実際には文章を書く、
自分の考えを表明するのを苦手としている生徒が少なくありません。
真っ白の作文用紙を前にう~んと腕組みなんていうのはよく見る光景です。

そこまで大掛かりなものでなくても、
国語の記述問題でペンが止まりがち。

こういった表現力はおそらく日々の経験によって培われていくものでしょう。

「今日学校で~なことがあった!」とよく報告してくれる生徒は、
文章も達者に書いている気がします。

思いは形にして初めて力を持つことになります。
思っていること感じていることはあるのに、
それを言葉にする過程が面倒くさい。

日本には昔から「以心伝心」「不立文字」という概念があり、
いちいち言葉にせずとも察する、空気を読むという文化がありました。
これが日本の美徳であることは言うまでもありませんが、
たくさんの言葉を知り使うことができるというのもまた美徳であると思います。

日々の暮らしのなかで見聞きしたものを、
是非言葉にする習慣を身につけていってください。