学参 受験情報ブログ

2020年度、大学入試はどう変わる?変更点とポイント

2020年度からセンター試験は大学入学共通テストへと変わります。 まだ検討段階の内容もありますが、今回は、どういう風に変わるのかをメインにお伝えします。

1.センター試験との違い

大学入学共通テストは、2020年度(2021年1月)から導入されます。現在の高校1年生からですね。
現在のセンター試験は全てマークシート式での解答ですので、単純に言ってしまえば学校の授業で得た知識をどれだけ習得しているかを図るものでした。
しかし、共通テストでは、国語と数学で記述問題も導入され、マークシートでも思考力が問われるような工夫された問題が出題されると考えられています。


2.大学入学共通テストで求められる能力

上述したように、センター試験では主に「知識」が試される試験内容でした。
では共通テストはどうなのかというと、記述が導入されることで、「思考力」や「表現力」が大きく求められることになります。
めまぐるしく激変していく社会を乗り越えていく力、つまり、困難や問題が出てきたときに、自分で考え、解決する能力が必要になってくるということが、今回の入試改革の大きな要因です。

3.科目ごとの変化

国語ではマークシート式に加え、記述が導入されます。小説や評論だけでなく、身近な日常生活における問題からも、当事者目線で考えてどう解決するのか、といった問題も記述で検討されているようです。
数学でも同じく記述が何問か導入され、どういう風に答えを導き出したかという計算過程を記述する問題が検討されています。
英語では、民間試験を導入することが検討されていて、従来の「読む」「聞く」に加え、「書く」「話す」の4技能を試すとしています。



大学入試改革によって、学校の授業で「知識」を得るだけでは対応できないようになりました。日頃から、ニュースや新聞を読んで世の中の動きを知ることが大切です。それに加えて、身近な日常生活でも、色々な出来事に対して「疑問」を持ち、なぜそうなったか、どうやったら解決できるかなど、常に「考える」という習慣を身につけていかなければならないですね。特に現在高校1年生の皆さんは、不安も多いかと思いますが、学校生活での知識の習得、日常生活での思考力の強化に励んでいきましょう。